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スコア診断

Wi-Fiが遅い原因は? 18問の診断テスト

インターネットが遅いとき、たいていは見当違いのところを疑っています。この診断は18問で六つの分野を測ります。ルーターの置き場所、使っている周波数帯とチャンネル、機器の世代、家全体に届いているか、同時接続の負荷、そして回線そのもの。最後に一番弱い部分を指摘し、具体的な手順をお伝えします。始める前に速度測定の結果を用意しておくと確実です。

18 問 · 科学

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問題一覧

  1. ルーターは家のどこに置いていますか? 家の中央寄りの、開けた棚の上 · 部屋の隅、机の上 · 玄関や廊下の、回線の口があるところ · 収納の中、テレビ台の裏、あるいは床の上
  2. ルーターの1メートル以内に、次のどれがありますか? 何もない。周りは開けている · テレビやオーディオ機器 · 電子レンジ、コードレス電話、ベビーモニター · 水槽、暖房器具、スチール製の棚
  3. なぜ今の場所に置かれているのですか? 電波の届き方を考えて自分で選び、必要なら動かした · 一度試して問題なかったので、そのまま · 工事の日に業者が置いた場所のまま · 回線の口がそこにしかなかったから
  4. スマートフォンやパソコンは、どのネットワークにつながっていますか? 5 GHz帯または6 GHz帯 · ルーターが一つの名前で流していて、帯域は自動で選ばれる · 名前が分かれておらず、どちらか分からない · 2.4 GHz帯
  5. チャンネルの設定を触ったことはありますか? ある。2.4 GHz帯を1・6・11のいずれかに手動で固定した · 自動のままだが、ときどきルーターを再起動している · 自動のままで、見たこともない · チャンネルという設定があること自体を知らなかった
  6. スマートフォンのWi-Fi一覧に、近隣のネットワークはいくつ出ますか? 0〜3個 · 4〜9個 · 10〜19個 · 20個以上(集合住宅や住宅密集地)
  7. ルーターは何年使っていますか? 0〜2年 · 3〜4年 · 5〜7年 · それ以上。事業者から何年も前に渡された機器
  8. ルーターはどのWi-Fi世代に対応していますか? Wi-Fi 6EまたはWi-Fi 7(6 GHz帯あり) · Wi-Fi 6 · Wi-Fi 5(802.11ac) · Wi-Fi 4(802.11n)、または分からない
  9. 遅いと感じている端末は何年前のものですか? 0〜2年 · 3〜4年 · 5〜6年 · 7年以上
  10. 家のどこで遅くなりますか? どこでも同じ。ルーターのすぐ隣でも遅い · 屋外。庭、ベランダ、テラス · 特定の部屋だけ。台所、浴室、車庫 · 奥の部屋や2階
  11. ルーターとその端末のあいだに壁は何枚ありますか? なし。同じ部屋にある · 1枚 · 2枚 · 3枚以上、または階をまたいでいる
  12. 家の広さと構造は? 100 m²未満、平屋、間仕切りは軽い壁 · 100〜150 m²、平屋 · 150 m²超、または2階建て · 厚い鉄筋コンクリート、金属製の玄関扉、メゾネット
  13. 同時に何台つながっていますか?(スマートフォン、テレビ、カメラ、ロボット掃除機、スマートプラグなど) 1〜5台 · 6〜10台 · 11〜20台 · 20台以上
  14. 遅くなる時間帯は決まっていますか? 決まっていない。速度は一日中同じ · ばらばらで、時間とは関係がない · 家の誰かがダウンロードしたり4Kを再生したとき · 20時から24時にかけて明らかに落ちる
  15. いちばん混む時間、家では何が同時に動いていますか? 一人、画面一つ · 4Kの再生一つと、スマートフォン数台 · 同時に二つ三つの再生、またはオンラインゲーム · 動画再生とクラウドバックアップと防犯カメラが同時
  16. LANケーブルでつなぐと速度はどうなりますか? 有線なら契約どおりの速度が出る。原因はWi-Fiだけ · 試したことがない · 有線だと少し良いが、それでも遅い · 有線でも同じくらい遅い
  17. 回線の種類と世帯人数は? 光回線(戸建て、または建物内も光配線方式)で1〜3人 · 光回線だが4人以上、または建物内はLAN配線方式 · 集合住宅のVDSL方式(上限はおよそ100 Mbps) · ADSL、またはモバイル回線を自宅の主回線にしている
  18. 接続は切れますか? 切れない。速度も出ている · 切れない。ただ遅いだけ · 1日に何度か切れて、また戻る · PPPoEのままで、夜間や雨の日は特にひどい

まず一つだけ切り分ける:Wi-Fiか、回線か

インターネットが遅いという相談の大半は、見当違いの場所を疑っています。設定に手をつける前に、やることは一つです。パソコンをLANケーブルでルーターに直接つないで、速度をもう一度測ってください。有線で契約どおりの速度が出るなら原因はWi-Fi側にあり、この記事の手順で改善します。有線でも遅いなら、Wi-Fiをどれだけ調整しても変わりません。契約か回線側の問題です。実際の速度を測るときは有線で測る、というのは各国の規制機関が共通して勧めている方法でもあります。

電波が「3本」立っていても速いとは限らない

最も多い誤解がこれです。電波の強さは、端末がルーターをどれだけはっきり聞き取れているかを示すだけで、速度はその瞬間に電波がどれだけ空いているかで決まります。集合住宅なら、アンテナが満杯なのに速度が出ないのはごく普通のことです。近隣の数十のネットワークが同じチャンネルで話しているからです。電波の強さは距離の話、速度は混雑の話です。

置き場所:いちばん安く、いちばん効く対策

家庭向けの推奨はかなり具体的です。ルーターは家の中央寄りに、床から離して(棚の上など)置くこと。アンテナが複数あるなら、向きを変えて配置すること。電波を最も遮るのは水・金属・ガラスなので、水槽や暖房器具、スチール製の棚のそばは避けます。電子レンジ、コードレス電話、ベビーモニター、さらには一部の装飾用ライトまでが2.4 GHz帯に直接干渉します。回線の口があるからという理由で玄関に置かれているのは規則ではなく単なる都合であり、多くの家ではそこが最大の損失になっています。

2.4、5、6 GHzの使い分け

三つの帯域は役割が違います。

  • 2.4 GHz:壁を最もよく通り抜け、遠くまで届きます。ただし狭くて混雑します。20 MHz幅では重ならないチャンネルが三つだけ(1・6・11)。遠い部屋やスマート家電向きです。
  • 5 GHz:チャンネル数がはるかに多く、速度も高い。届く距離は短く、厚い壁を二枚越えるとほぼ終わりです。同じ部屋か壁一枚までの端末はこちらに。
  • 6 GHz:Wi-Fi 6EとWi-Fi 7で使えるようになった帯域で、今のところほぼ空いています。Wi-Fi Allianceによれば、Wi-Fi 7はこの帯域の320 MHz幅チャンネルでWi-Fi 6の二倍を運び、複数の帯域を同時に使うこともできます。

多くのルーターはすべての帯域を一つの名前で流し、選択を端末任せにします。便利そうに見えますが、一度2.4 GHzにつかまった端末は、あなたが同じ部屋に入ってルーターの隣に座っても、そのまま居座ることがあります。5 GHz帯に別名をつけるだけで、この問題は一度に解決します。

チャンネルの混雑:建物の見えない渋滞

Wi-Fiは共有の道です。同じチャンネルの近隣ネットワークは、あなたのネットワークと順番に話します。数が多いほど待ち時間は延びます。スマートフォンに20以上のネットワークが並ぶ環境では、2.4 GHz帯を自動任せにするとまず失敗します。1・6・11のうち最も空いているものへ手動で固定するのは、無料で得られる速度です。

日本で特に多い二つの原因

海外の記事にはあまり出てこないものの、日本では決定的な要因が二つあります。一つは接続方式です。従来のPPPoEでは、事業者の網終端装置に夜間の通信が集中し、20時から24時ごろだけ極端に遅くなることがあります。IPoE(IPv6による接続)に切り替えると、この渋滞地点を通らずに済みます。もう一つは集合住宅の配線方式です。建物までは光でも、各戸まで電話線で配るVDSL方式だと上限がおよそ100 Mbpsに抑えられ、1ギガの契約をしていてもそこで頭打ちになります。夜だけ遅い、あるいはどう頑張っても100 Mbpsを超えないという場合は、まずこの二つを疑ってください。

どれくらいの速度が実際に必要か

FCCの家庭向け指針はおおまかな目安を示しています。一人で基本的な使い方なら数Mbpsで足り、高画質配信・ビデオ会議・オンラインゲームなど重い用途を同時に走らせる世帯は最上位が必要になります。本当に効くのは合計速度よりも同時性です。100 Mbpsはある家では十分すぎ、三つの動画配信とクラウドバックアップが同時に走る家では足りません。

中継機かメッシュか

同じものではありません。従来型の中継機は同じ帯域で受信と送信をするため、その区間の速度をおおむね半分にします。メッシュでは各機が別の経路で通信するので、カバー範囲が広がっても同じようには落ちません。最も良いのは、ケーブルを引ける場所ではメッシュの各機をLANケーブルでつなぐことです。

いちばん遅い端末が全員を待たせる

古いスマートフォンや何年も前のプリンターは、通信のたびに長く電波を占有し、新しい端末の順番を遅らせます。近年のWi-Fi世代がもたらした最も重要な変化は、生の速度よりもこの順番待ちの整理にあります。機器の多い家では、ルーターの世代が契約プランより効くことすらあります。

注記:この診断は構成の中で最も弱い部分を推定するものであり、機器を遠隔で点検するものではありません。有線での測定後も改善しない場合は、接続方式と建物の配線方式を確認したうえで、事業者に調査を依頼するのが次の一手です。

参考文献